「卒業製作はじめました」

機械システム技術科の卒業製作について紹介します。卒業製作とは、構想・設計・加工・組立を学生が主体となって行い、最終的に機械を完成させることを目的とした科目です。今まで学んできた設計や加工の知識・実習経験を活かして，ゼロから機械を作り上げます。断片的だった知識・経験を総合的に実践する場であり、みんな真剣に取り組んでいます。

本年度取り組むテーマは「リカンベント自転車の製作」です。

リカンベントという自転車をご存じでしょうか？一般的な自転車は、上体を起こして座り、動力部となるペダルと座席は車体のちょうど真ん中くらいにあるような乗り物をイメージされると思います。リカンベントの一番の特徴はペダル部分が車体の最前方にあり、蹴りだすようにペダルをこぐ姿勢になることです。そのため座席に乗るとかなり上体が寝そべって仰向けになるようなイメージです。

興味を持たれた方はぜひ検索してみてください。

まずは構想です。

話し合いながらどのような形状にするかざっくりと決めていきます。リカンベントと一口に言っても、また更にいくつかの種類に分類されます。

今回は、前方に車輪が二つ付くリカンベントトライクというタイプに決めました。二輪だとふらついて乗り方にテクニックが必要となるので、誰でも安定して乗ることが出来る、トライクタイプを採用することになりました。

種類が決まったら少し詳細を詰めていきます。人が乗るものなので、人の腕の長さって？どんな姿勢なら楽に乗れるのか？など自分たちでサイズを測ったりその姿勢になってみたりしながら具体的な数字に落とし込んでいきます。

さて、どんな乗り物ができるのでしょうか？そして思った通りに動かすことが出来るのでしょうか？

今後、随時経過を報告していきます。