広島県立技術短期大学校

ブログ

  • キャンパスライフ

社会見学に行ってきました!

先日、広島市環境局中工場へ社会見学に行ってきました!
この見学の目的は、普段の生活ではなかなか目を向ける機会の少ない「ごみの分別」や「環境保護」について学び、さらに、工場というと少し硬いイメージを持ちがちな場所が、実はとてもオシャレで創造的な発想にあふれていることを知ること。そして、自分たちが健康で快適な生活を送れている背景にある「環境」の有難さを感じることでした。

広島市環境局中工場には、地域のごみ処理を支える重要な機能が備わっています。特に注目すべきは、3基の焼却炉で一回で最大200トンのゴミを処理できることです。ゴミは「ごみピット」と呼ばれる一時保管場所に集められ、1.5トンの車で約2800台分のゴミを収納することが可能とのことです。さらに、クレーン操作室からゴミ袋の中身を取り出す作業が行われ、効率的に処理が進められています。また、広島市環境局中工場は広島市内で唯一、「その他プラ」のゴミを焼却する機能を有しており、その独自の役割が地域における重要な一翼を担っているそうです。

今回は、1年生たちを引率しながら、普段の教室では体験できない特別な時間を過ごしました。広島市環境局中工場は、広島市のごみ処理を支える重要な施設ですが、その魅力は機能性だけにとどまりません。施設のいたるところが一面ガラス張りになっており、開放感あふれる空間が広がっています。このガラス張りのデザインには、平和記念公園と瀬戸内海を結ぶ吉島通りの景観軸を遮らないようにするという配慮が込められており、建物がまるで風景の一部のように自然に溶け込んでいます。

さらに、工場内では稼働状況や仕組みを分かりやすく解説してくれるオペレーション機能も充実していて、学生たちはその工夫に驚きと感心の声を上げていました。見学を通じて、工場に対するイメージが一変し、環境問題をより身近に感じる貴重な機会となったようです。

トップへ