広島県立技術短期大学校

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制御技術科の活動リポート「2021 Ene-1 Challengeで準優勝しました!」

 制御技術科の学生たちで活動しているEv-Projectが8月1日(日曜日)鈴鹿サーキットで開催された「2021 Ene-1 Challenge」 に出場しました。

「2019 Ene-1 Challenge」に続き2回目の出場,さらに今大会は2チーム(車両2台)で参戦しました!

(左の写真:鈴鹿サーキットのメインストレート,右の写真:2Fスタンドから)

 

Ene-1 Challenge とは,単3電池40本を動力源とした手作りの電気自動車で,1周5.807kmの鈴鹿サーキット国際レーシングコースでタイムアタックを3回行い,その合計タイムで競います。

速さはもちろん,高低差40mもある国際レーシングコースを3周走り切るエネルギーマネジメントが求められます。

車両の最低重量の制限がないKv-1クラスと,最低重量が35kgに制限されるKv-2クラス,そしてそれぞれ一般,大学/高専/専門学校,高等学校,中学校の部門に細分され,総合に加え各部門でも表彰が行われます。

 

大会前日14時00分

この大会を目標に活動してきた制御技術科の学生が鈴鹿サーキットに到着。

休む間もなくピットへ車両を運び,明日の競技に向けて車検を受けます。

(左の写真:ピット内で車検準備,右の写真:車検場に車両を持ち込む)

 

大会当日6時00分~ コースウォーク

実際に走行するコースを下見できるコースウォークという時間が設けられています。ドライバーは持ち込んだ自転車に乗ってコースを周回し,コースの特徴を頭に叩き込みます。メカニックの学生たちもコースを歩いて周り,国際レーシングコースを体感しました。

(2枚の写真:自転車や徒歩でコースウォーク)

8時00分~ 出走準備

コースウォークが終わり1st アタックの時間が近づくにつれて,周りのピットが慌ただしくなります。学生たちも周りの雰囲気を感じ取り,1st アタック出走に向けて準備に入ります。タイヤの空気圧,ブレーキ,バッテリー,ロガーなど学生それぞれが分担し準備が進められています。

(2枚の写真:各チーム出走前の車両整備)

 

9時30分~ 1st アタック

いよいよ出走!コーナーを曲がれるだろうか?激坂を登り切れるだろうか?速度は何キロくらい出るのだろうか?バッテリーは持つだろうか?様々な不安を抱いだきながら初めての出走に向かいます。出走が始まると出場81台の車両が15~20秒間隔で次々とスタートしていきます。

(左の写真:Aチームの1stアタック,右の写真:Bチームの1stアタック)

 

9時50分 1st アタック終了

無事に1周目を走り切りました。ドライバーもメカニックもホッとした表情でピットに戻り,ピット内のモニターで順位やタイムを確認しています。バッテリーの残量や車両の点検を行い次の出走に備えます。

(2枚の写真:各チーム1stアタック後ピットへ)

 

15時40分 3rd アタック終了

出場した2台とも大きなトラブルもなく無事に3周走り切りました。

コース1周タイム10分台(前大会12分台)を目標に新車両で挑んだ今大会,出場した2台とも目標タイムを上回る走りを見せてくれました。

(2枚の写真:各チームの3rdアタック走行の様子)

 

前回よりも合計タイムを大幅に縮めましたが,前回大会同様 大学/高専/専門学校部門の準優勝と3位という結果でした。

1st

アタック

2nd

アタック

3rd

アタック

合計

タイム

部門順位

総合順位

2019(前回大会)

12’33.169

12’0.325

12’34.074

37’37.568

2位

20位

2021 Aチーム

10’58.308

9’46.057

10’03.952

30’48.317

3位

27位

2021 Bチーム

9’57.922

8’59.253

9’58.346

28’55.521

2位

22位

 

16時30分表彰式

(左の写真:表彰式,右の写真:出場メンバーで記念撮影)

 

Ene-1Challengeに参加した学 生たちは本大会で得られた走行データや経験をもとに,10月から車両の改良・製作に取り掛かります。

次の大会に向けてEv-Projectの挑戦はつづく。

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