広島県立技術短期大学校

ブログ

  • キャンパスライフ

制御技術科の活動リポート「Ev-Projectチームの走行練習 in 沼田自動車学校」

制御技術科の学生たちで活動しているEv-Projectが6月7日(月曜日)に沼田自動車学校の教習コースをお借りして,電気自動車の走行練習を行いました。今年8月に鈴鹿サーキットで開催される「2021Ene-1 challenge」大会に向けた大切な準備の1つです。同日,鈴鹿サーキットではEne-1車両の試走会が開催されました。

早速,現地に到着すると,学生たちによって車両の準備が進められていきます。(写真1)

 

今回の走行練習はドライバーの操縦練習だけでなく,走行時の動画記録や車両状態を示す様々なデータを取得します。これによって,どんな速度でコースを走行をしたのか?理想の走行ラインを描いた操縦ができたのか?乾電池が持つ電気エネルギーを有効に使えたのか?…など,走行後に振り返って検証することができます。

(写真1)

メカニック担当の学生がドライバーにどんな走行をしてほしいか,走行前に細かく指示しています。(写真2)

ドライバーは走行中,前方だけでなく後方の安全確認をしたり,様々な計器類に目を向けながら車両を操縦する必要があり,とても忙しく大変です。

(写真2 1年生ドライバー)

とはいえ,何周か走っているうちにだんだん操縦に慣れて周回速度も上がっていきます。(写真3)

電気自動車がスッとコーナーを軽快に走り抜けていきます。なんとも気持ちよさそうなドライビングです。

(写真3)

少し休憩した後,別の車両に乗り換えて同様の走行練習を行いました。(写真4)

当日は天気が良く,気温も30℃まで上がり,車内はとても暑かったようです。

(写真4)

走行後に取得したデータをパソコンに取り込んで分析や検証をしています。(写真5)

走行中の動画にGPS・電圧・電流といったデータを重ね合わせていくと様々な発見があります。メカニックやドライバー,それぞれの視点から意見を出し合うことができました。

(写真5)

さて,今回の走行練習は学生たちにとってたくさんの収穫があったようです。

Ev-Projectのメンバーによって取得したデータの分析や検証をさらに進め,8月の「2021Ene-1 challenge」大会に向けた作戦を立てることができそうです。ドライバーも車両の操縦に随分慣れてきたように感じました。8月の本大会では,人馬一体となったドライビングに期待したいと思います!

トップへ