制御技術科の学生たちで活動しているEV-Projectが６月６日（月）に沼田自動車学校で「2022Ene-1 SUZUKA challenge」に向け、走行練習を行ないました。夏に鈴鹿サーキットで開催される大会に向け、毎年 この時期に沼田自動車学校の教習コースをお借りして走行練習を行っています。

現地に到着すると、早速準備にとりかかります。今年４月に入った１年生メンバーとっては初めての走行練習、２年生から教わりながら車両準備を進めていきます。

雨が降ったり止んだりのあいにくの天気の中、雨が止んでいる隙を見計らい車両を走らせます。自分が乗って本当に走るのだろうか？初めてのメンバー達は不安な面持ちで車両に乗り込みますが、車両が動き出すと皆笑顔に変わり、手作り自動車での走行を楽しんでいました。

午後になると天気が回復し、暑い中の走行となりました。車両２台の内１台にトラブル発生、８段変速の不具合で車両速度は20km程度しかでません。修理を試みますが、その後モータが回らなくなり走行不能となりました。

走行練習ではドライバーの操縦練習だけでなく，走行時の動画記録や車両状態を示す様々なデータをロガーやGPSを使って取得します。コースから車両が戻ると、メカニック達が走行データの記録や車両の状態確認を行います。

今日が初運転の１年生ドライバー、周回を重ねるうちにだんだん操縦に慣れ、今年３月に完成したピンクカラーの新車両で順調にコースを走り抜けていきます。

今回の走行練習では車両トラブル等もあり，学生たちにとっていろいろ課題が見つけられたようです。
走行練習で取得したデータの分析やトラブルの原因追及を進め、約２か月後の大会ではこのピンクの車両が、鈴鹿サーキットを颯爽と走るのを期待したいと思います。