広島県立技術短期大学校

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卒業製作の状況紹介(生産技術科SEチーム#003)

生産技術科のSEチームの卒業製作状況です。図面も完成し,段取りを決めて加工に入りました。汎用旋盤やマシニングセンタを使って加工していきます。
部品形状や機械によって段取りや工程も様々です。例えば,旋盤では,単に「削る」といっても形状や寸法を精度よく仕上げるためには芯出し,計測,粗削り,仕上げ削り…などいくつかの工程を経て製作されます。

☆旋盤作業
トースカンを使った芯出し作業…

材料の振れがなくなったらようやく加工です。慣れるまではなかなか難しい作業です。

これは旋盤で円柱形状のピストンに溝を彫っているところです。

こちらは円盤状のフライホイールという部品を加工しています。

☆マシニングセンタ
プログラムを考えています。完成したら機械に入力して加工します。

 

様々な形状の部品があるため,完成させるには一つの機械だけではなく,複数の機械を使うこともあります。
こちらはマシニングと旋盤で外形形状をいったん仕上げた部品です。これから旋盤を使った穴あけ作業が待っています。

最初は紙やパソコンの中にしかなかった部品が,自分たちの手で製作することで「ものづくり」をしているという実感がわいてくるようです。部品の中には工程が多い,寸法精度を出すことが難しい,などなかなか簡単には作れない品物もあります。遅れやトラブルはありますが,それを指導員と相談しながら解決して製作することも「ものづくり」の一部です。

部品が完成したら組み立てていきます。部品がそろうまでもう少しかかりそうです。
完成・運転に向けて日々がんばっています!

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