制御システム技術科の学生たちで活動しているEv-Projectが６月１２日（月曜日）に沼田自動車学校の教習コースをお借りして，電気自動車の走行練習を行いました。今年７月に鈴鹿サーキットで開催される「２０２３Ene-1 challenge」大会に向けた大切な準備の１つです。

早速，現地に到着すると学生たちによって車両の準備が進められていきます。（写真１）

                            （写真１）

初めて参加する１年生も車両が動き出すと皆笑顔になって、自分達で製作した電気自動車の走行を楽しんでいました。（写真２）

                                                      （写真２）

走行練習はドライバーの操縦練習だけでなく，走行時の動画記録や車両状態を示す様々なデータを取得します。これによって，どんな速度でコースを走行をしたのか？理想の走行ラインを描いた操縦ができたのか？乾電池が持つ電気エネルギーを有効に使えたのか？…など，走行後に振り返って検証することができます。ドライバーは走行中，前方だけでなくバックミラーを使用して後方から来る車両に対しても安全確認をしたり，様々な計器類に目を向けながら車両を操縦する必要があり，かつ車内はとても暑くて大変です。(動画１)

                                                               (動画１)

何周か走っているうちにだんだん操縦に慣れて，周回速度も上がっていきます。

コーナーを次第に早く回れるようになりました。ドライビングのテクニックが向上してアウトからインに入り，アウトへ走り抜けるようになりました。（動画２）（写真３）

（動画２）

（写真３）

２台の車両を乗り換えながら何度も走行練習を行いました。

走行後に取得したデータをパソコンに取り込んで分析や検証をしました。

走行中の動画とGPS・電圧・電流といったデータを重ね合わせていくことで、様々な発見があります。

今回の走行練習は学生たちにとってたくさんの収穫がありました。

７月の大会に向けてドライバーも車両の操縦に随分慣れてきたように感じました。本大会では，練習で磨いたドライビングテクニックに期待したいと思います！