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美鈴が丘高校科学部コラボプロジェクト 第2回ミーティング開催!
7月の文化祭に向けて
2024.06.04
美鈴が丘高校とのコラボ企画の第2回ミーティングが 2024年 5 月 29 日に美鈴が丘高校にて開催されました。前回ミーティングで決定したプロジェクトの具体的な内容や進捗状況、課題について議論しました。
前回のミーティングでアイデアを出し合ったときに、「カメの餌やり器」と合わせてカメを 24 時間どこからでも観察できる「見守りシステム」を作りたい!という要望が美鈴が丘高校科学部の生徒のみなさんから出ていました。
また 7 月 の 5日、6日に開催される文化祭にて今回のこの活動について発表したいという要望を伺いました。
そこで文化祭では「カメの見守りシステム」と「餌やり器」、このふたつを発表の大きな柱にしようということを決定しました。
事前にそのような要望を受けていたので、われわれ広島県立技術短期大学校では、「カメの見守りシステム」の試作版を制作していき、美鈴が丘高校のみなさんにシステムのデモンストレーションを見てもらいました。
【技術解説:見守りシステムの試作版について】
電子工作に使われるマイコンボード Raspberry Pi(*1) にカメラモジュールを取り付け、ノンプログラミング環境である node-red(*2) を使って Raspberry Pi を操作し、Google のクラウドサービス Firebase(*3) へカメラ映像を送る、というシステムを作りました。利用者(観察者)はその場にいなくとも Web ブラウザ上でその画像をリモートで確認できるようになります。
自分の手元のスマホに表示されるデモシステムの遠隔カメラの映像に生徒のみなさんも手応えを感じている様子でした。
ただし、これはあくまで試作です。見守りシステムとして、いろいろな詳細を詰めていく必要があります。
- ■ 水槽全体を映すにはどれくらいの画角のカメラが必要か
- ■ どのようにカメラや Raspberry Pi を固定するか
- ■ 夜、飼育している部屋は真っ暗になったらどうやって映像を映すか
- ■ 高校のネットワーク環境からアクセスは可能か etc.
「カメの餌やり器」についても、具体的にあげるエサの形状や量、あげるタイミングなどについて生徒さんからお話を伺いました。
- ■ カメのエサはどういったものか(形や大きさなど、量など)
- ■ どれくらいの頻度でエサをやるのか etc.
そして、生徒の皆さんからご要望があり、急遽、前回の訪問時に体験してもらったサッカーロボも科学部の展示として取り上げてもらうことが決定しました。
サッカーロボを体験してみたい方は当日、ぜひ美鈴が丘高校科学部へ足をお運びください!
最後に、当日、文化祭の会場となる教室を拝見させていただき、科学部の生徒のみなさんと文化祭に向けてのスケジュールや今後の取り組みについて話し合いました。
ミーティングには、美鈴が丘高校科学部のみなさん全員が集合され、熱心に議論に参加しており、プロジェクトへの意欲の高さがうかがえました。
【今後の展開】
7/5, 7/6 に開催される文化祭に向けて、見守りカメラや餌やり器、サッカーロボの技術的な準備を進めていきます。
引き続き美鈴が丘高校科学部と広島技術短期大学校の夢のメカ開発プロジェクトにご注目ください!
※ 参考 URL
- Raspberry Pi:https://www.raspberrypi.com/
- Node-RED :https://nodered.org/
- Firebaase :https://firebase.google.com