広島県立技術短期大学校

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制御技術科の活動リポート「ロボットアイディア甲子園出場をめざして」

今年度最後のリポートは制御技術科の学生が「2021ロボットアイディア甲子園全国大会」をめざした活動です。

この大会は新しいロボットの使い方を学生たちが提案し,そのアイディアとプレゼン能力を競う大会で初めて広島で地方大会が開催されることになりました。全国大会までの流れは大会主催者が開催するセミナー&見学会に参加して産業用ロボットに関する知識や技術を実機に触れながら学び,自分のアイディアをレポートにして提出します。このセミナーで資料作成のテクニックや話し方などのプレゼン技術も習得します。その後,地方大会で自分のアイディアについてプレゼンテーションを行い,地方大会優秀者となれば全国大会に出場する機会が開かれます。

2022年1月22日(土曜日)にロボットパークひろしまで見学会&セミナーが開催され,当校の学生2名が参加しました。

(下2枚の写真はその様子)

 

学生たちが提案したアイディアや見学会&セミナーに参加した感想をご紹介します。

ある学生は「スーパーで品出しをするロボット」を提案しました。このアイディアは友人のアルバイト経験から思いついたようです。ペットボトルなどの重たい商品を高い位置の陳列棚に並べていく作業は体を屈めたり手を伸ばしたりの繰り返しで重労働のため,同じ作業をする人たちの負担軽減につながるかもしれないと考えたようです。また,プレゼンテーションのセミナーを受講した学生は「結果を先に述べる事やどのような流れで発表するか,といったプレゼンのコツをわかりやすく教えてもらった。」と述べていました。

残念ながら2月に入った時点で新型コロナウィルス感染急拡大をうけ,全国大会および広島で開催予定だった地方大会が中止になりました。しかし,地方大会の運営をする三光電業株式会社様から学生たちの積極的な参加や取組みを評して表彰をしたいとの申し出をいただき,3月10日(木曜日)に当校で表彰式を行いました。

(下の2枚の写真はその様子)

 

学生たちは「これまで表彰される経験があまりなく,非常にうれしい。」さらに「結果はどう出るかはさて置き,全国大会でプレゼンをしてみたかった。非常に残念です。」と述べ,それぞれの大会への思いを語っていました。

さて,FA制御技術者をめざす制御技術科の学生たちにとって産業用ロボットに関する知識や技術を学ぶことは大変重要な事です。今後もロボットアイディア甲子園などの大会参加によって,学生自らが興味や関心を持つことができる機会を活用していきたいと思っています。

 

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