広島県立技術短期大学校

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自分の人生はラッキー!今からでももう一度やれる!!~母に感謝!!~

自分は,今年で25歳。ここでのクラスメイトのほとんどが20歳前後なのに比べ,ちょっとだけ年をくっている。入学した時の自己紹介で,「自分はみんなより年上だけど,タメ語でいいですから…」と言ったら,クラスのほとんどがすぐタメ語できた。でも,そんな仲間たち,自分はキライじゃない。そんな仲間たちと過ごす日常が,自分にとっては快適,ありがたい。
親元から離れた大学に通って3年生。と言っても,3回目の3年生。どうしても取れない必修科目が2教科。またダメだった。4回目が確定した。
それが分かった時から自分のそのあとの姿が見えなくなっていた。
大好きな機械のことを勉強できる大学に入り,将来は機械技術者になった姿を思い浮かべていたが,「もう無理かなぁ」の言葉がちらつく。

もちろん,大学の勉強だけに取り組んだわけではない。サークル活動では「自動車部」に入って,車を走らせ,整備する。根っからの機械いじり系人間だから,うれしい時間だった。子どものころから『撮り鉄』だったけど,それも時々楽しんでいた。

必修2科目だけを取れば上がれるわけで,逆に,2科目以外に他の授業を受けられないわけで,時間にもゆとりがあったから人並み以上にバイトしていた。
ただ,3回目がアウトになったところで,大学から,専門学校への転籍を提案された。
「どうしようかなぁ~」と,母親に正直に報告した。
何でも話せる母。一緒に笑ってくれる母。そんな母に心配かけることになった。

しばらくして,母から連絡があった。ココのホームページのアドレスがあった。なんとなく見た。

「広島にある短期大学校」
ふーん。家から通えるねぇ…

「機械系の科目」
機械加工もあるけど,機械制御も勉強できる。すごいじゃん。マイコン?聞いたことはあるねぇ。PLC?なんじゃろ?

「実習重視」
理論も大事だろうけど,やってみて,できてみてなんぼかよね!ええねぇ!

「クラスの定員20名(当時,現在は15名)
こじんまりと仲間ができそうよねぇ。

「就職率100%」
へぇー。大学中退でも大丈夫かなぁ

「鈴鹿サーキットで走る車を自分たちで作る」
えー????鈴鹿のパドックに入れる?

行くしかないじゃん。それからは早かった。
見学に行ったら,丁寧に説明してくれた。
カリキュラムは朝から夕方までびっちり。結構きつそうだけど,生活を整えたい自分にはいい。
インターンシップで,企業に行くんだ。インターンシップで体験した企業に就職した人もいるんだ。じゃあ,大学中退の自分でも就職できるかもしれない。
2年になったら卒業制作で,自分たちで考えてなにかを作ることができるらしい。〇〇を作りたい!!!!!
こんな車を作るんだ,自分たちで。これを鈴鹿サーキットで走らせる。メチャクチャおもしろそうじゃん。
それに,授業料が安い。大学の授業料でこれまで親に負担をかけていたから,申し訳ない気持ちでいっぱいだったけど,これなら,アルバイトして自分ででも払えるかも。

決めた!ここに来よう!!

建物は古いけど,自分がやりたかったことができる。やりたかったことが勉強できる。
でも,一番は『今からでももう一度やれる!!』と思ったのが1年半前。
自分の時間を作りたいから,アルバイトは朝早く起きて新聞配達をすることにした。
放課後は,鈴鹿で走らせる車づくりにのめり込んでも大丈夫だし,仲間との時間を作ることができる。何より,健康的だ。
先日インターンシップでお世話になった企業に就職も決まった。
今年はリーダーとして鈴鹿サーキットに行く。自分たちが作った車が鈴鹿サーキットを走るんだ。『撮り鉄』の腕の見せどころだ。

自分の未来は明るい!
大学でうまくいかなかったときは,本音は落ち込んでいた。親にも申し訳なく思った。
ココにきてよかった。本当に良かったと思う。
ココを見つけてくれた母に感謝!!

 

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